〈終了〉　『ワイタハ族テ・ポロハウ長老講演会』＠江ノ島

こちらのワークショップの受付は終了しました。　

※計画停電にともない、開演時間が変更になりました。

宇宙と大自然との関わりについて、古来よりワイタハ族に伝わるお話と、そこから見えてくる現代人が忘れかけている伝統に基づいて生きる大切さについてのお話をテ・ポロハウ長老より伺う集いです。

テ・ポロハウ長老からのメッセージ　「遥か彼方ワイタハの起源」

日本の皆さまこんにちは。今日、世界の至る所で未来や遠い過去を知ろうと試みている方達がいますが、私たちワイタハも人類の始まり以来ずっと探し求めてきました。 あなたの大切な心の中にある時間と空間の中心に目を向け、全ての人とつながっていることを感じてみてください。
全ての人の心にあるものにそう違いはありません。なぜなら、私たちが本当はどこからやってきてどこへ向かっているのか、常に私たちはそこへ目を向けているからです。
私もまた、60年の時間を費やして、私の先祖や教師達、家族や仲間を通して私達がいったい何であるか探し続けています。そしてその結果、人々がこれまでに私に話して下さった事と私の祖父母が私に与えてくれたものを照らし合わせ整理するのにかなり多くの時間を費やしましたが、今それを皆様にお伝えする時期だと感じております。
この大事な時期に、日本の皆様と祈りを通して時間と心を分かち合える事に感謝しております。

平和の女神よ永遠に
Rongomaraeroa Forever Alohanui
Te Polohau Ruka Te Korako

テ・ポロハウ・ルカ・テ・コラコ長老 Profile

1943年大嵐の中、ワイタハ部族の歴史にとって聖なる山Tokatoka（トカトカ）の洞窟で生まれる。4歳の頃にワイタハのシャーマンになる為に祖父母に連れられて洞窟に行き、地中の中に埋められて行われる3日間の儀式を受ける。幼少の頃は、祖父母より伝統を受け継ぐシャーマンとして育てられ、青年期にはカンタベリー大学へ通う。卒業後、8年間大学で生物学・科学・伝統を教授する。

ワイタハ族とは、700年ほど前にニュージーランドへマオリ族が入ってくる以前から存在する部族で、4000年以上続く伝統を携えている。また、ワイタハ族と日本民族との間には、数千年以上の古来より深いつながりがあると言い伝えられている。実際、ワイタハ族が聖地とする洞窟には、日本人やドイツ人などとワイタハ族の人々との深いつながりを示す壁画が残っている。

長老は、このWaitaha（ワイタハ）族のWananga（伝統）を教える最後のTohunga,Kahuna,（トフンガ、カフナ＝シャーマン）の一人でもあり、伝統を伝える施設で、彼らの先祖の古代芸術やメディスン（薬草）、ヒーリング等の手法や思想を復興させ、それを教えている。また、長老の家系はルカ（イルカ）と関わりのある種族であり、古くからイルカやクジラと共に共存して水のセレモニーやヒーリングを行ってきた。また、長老の家系は龍とも深い関わりがあり、古くから伝わるドラゴン・ケアーテイカー（龍のお世話する人）と言われている。

1800年代に白人に占領されて以来、マオリ語や伝統を伝えたり、儀式を行ったりする事を政府から禁止されていたが、1989年に解禁された。背景には、テ・ポロハウ長老を含めた数人が当時のニュージランド首相へ行った直訴がきっかけとなった。それ以降、部族が部族の誇りを持って生きることが可能になってきた。また、この同時期に長老は携えてきた伝統を外部へ向けて発信し、伝え始めている。Whisper of Waitaha（ワイタハ族の囁き）とSong of Waitaha（ワイタハ族の詩）の2冊を共著出版。現在、Secret of Waitaha（ワイタハ族の秘密）を執筆中（日本語訳予定）。

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